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HP対談企画

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対 談 前 編

三 木:

本日は、お忙しいところ対談のお時間をいただきましてありがとうございます。
「多角的な視点でパーソナルカラーを勉強しよう!」という主旨で、今年6月の勉強会で御社の工場見学をさせていただきありがとうございました。勉強会には、大遠方からも照明に関心のある方にもご参加いただき、とても有意義な勉強会でした。


“カラーコーディネーターも画像処理も一緒”
三 木: 今まで経験されてきた説明会などと比べて、カラーコーディネーターの勉強会はどうでしたか?
佐藤氏: 勉強会ということ自体は今まであまりやっていなかったですが、去年くらいから「営業活動の一環として勉強会みたいなことをやっていったらいいんじゃないか」と思っていました。
最初にやったのが「国際画像機器展」という展示会の出展者セミナー。画像の中で色彩判定するにはどのような光源の条件が必要か?という話をさせていただきました。だから正確な発色を得る目的ということでは、カラーコーディネーターも画像処理も一緒だと思いました。
三 木: 扱う色が画像ということですよね。カラーコーディネーターの場合は、色材の色、物体の色で、そのあたりが違いますが、正しい照明の下でないと画像も見れない。
佐藤氏: そうなんです。画像を撮るための照明なんですよ。
“理屈では分かっているし、彼らは知識をしっかり頭に叩き込んでいる”
三 木: 私たちカラーコーディネーターもさまざまな色の検定で、「分光分布」とか「分光反射率曲線」など勉強しますが、実体験をする機会がないまま教えているカラーコーディネーターはたくさんいると思うんです。だから勉強会では、自分自身が現場で実体験できたことが、色の仕事をしていく上でも非常に勉強になったという感想が多かったです。
佐藤氏: いろんな照明の違いを一度に見る機会はあまりないと思いますが、それはエンジニアの世界でも同じなんです。だから理屈では分かっているし、エンジニアは知識をしっかり頭に叩き込んでいる。人によりけりですが、勉強会に参加された方もある程度は理解されているんですけど、根本的な部分として、視覚的にどう見えるのか?それが色の差によって解析結果がどう変わってくるか?厳密には理解している方は少ないのかな、と勉強会で感じましたね。
“カラーコーディネーターは、照明や光のことをちゃんと理解していないとまずい”
三 木: カラーコーディネーターは、いろいろな状況下で経験しているけど、いろいろな結果を比較する機会が少なく、これが何で起きているか?どうしたらいいか?ということを、理論的には勉強しても、経験を積んでないと結びつかないです。
佐藤氏: その結果、どういう物理現象で起こっているのか、というところにフォーカスを当てた勉強会だったんです。
三 木: 非常に見やすい、「こんなに資料を出していただいていいの?!」という感じだったんです。光源量による違いや測色するためのカラーサンプル、それがどのぐらい違って見えるかなどは行ってないので、そこが非常に面白かった。
佐藤氏: ただ、生地の難しい所は、真っ平らではなくて微妙に凹凸があり、測定する方としての難しさがあるんですよ。
三 木: つまり均一な数値が出てこない。
佐藤氏: 光の当て方によっては微妙に折り目の中に影の部分が出てしまったり、正確に生地を測定するのは、すごく難しい。
単純に色として捉えれば、いろんな物理現象を説明できるけど、生地に関しては、質感ですよね、それから風合いとか柔らかさとか、色彩の測定では表現しきれない。だからそこの部分は、なかなか我々がお伝えしにくい部分なんです。
“アジアの中でも日本は飛びぬけて色の表現が豊か”
三 木: 海外では元々色を表現するような色の見本帳、色の名前とか日本と比べると非常に少ないので、日本ほどこれだけの色の名前を持ち得て、いろんな名前を使い分けながら、カタカナの名前もあれば、日本の名前もあるし、微妙に質感の違いも重要視しているところが、すごく面白い。日本でこれだけパーソナルカラーが流行ったのも、海外では、髪の色も目の色もさまざまだけど、日本は黄色人種で、髪は黒いといわれている中、それでも微妙な色の差があって、その微妙な差の部分を取り上げる中でやっているのも改めてすごいと思っています。
佐藤氏: 特に色の話と歴史、文化とか、結構密接に絡み合っている。建築もそうなんです。日本は地震が多い国で、建物の構造が欧米と全然違う。地震が多いから柱をしっかりたてる建築なんです。欧米の建築物は、石を積み重ねていくから、そうすると窓を大きく取れない。例えばヨーロッパの美術館の基準をみると、すごく細いスポットライトを絵に当てる、ほとんど照明はない。日本は、柱がしっかりしているから、壁全部を取っ払って窓にすることもできる、そうすると京都のお寺みたいに座敷からお庭が全部見えるようになり、それ自体がその建物の構成物の位置づけになる。そうすると、そういう大きなものを色彩と捉えるのと、小さなものを色彩と捉えるのと、特に欧米と日本のそれぞれの社会の色の感受性が建物からくることが多い。
それぞれその国らしい色使いはたくさんあります。日本の場合は繊細な色の使い方をしますし、日本語の色の表現はたくさんありますよね。例えば、日本の歴史の話になりますが、江戸時代には「四十八茶百鼠」と言われるぐらい、茶色や鼠色が流行りたくさんの表現がありますよね。
三 木: アジアの中でも日本は飛びぬけて色の表現が豊かだと感じます。韓国などアジアの一部でも、J-color色彩活用パーソナルカラー検定が実施され、日本で行っている検定なので、日本の色名が出題されますが、普段の生活でそこまで色の名前を使う環境や文化が日本以外にはなく、日本との差をすごく感じますね。
“だからこそ照明にも気を使った方がいいんです”
“人工太陽照明光を知らないっていうのがもったいない”
三 木: 光の取り入れ方とか、光の質とか、見え方の質などもすごく関係があるので、そのようなことを含めて「パーソナルカラー」という分野になっているので、とても繊細なんですよね。だからこそ照明にも気を使った方がいいんですけどね。
やはりそのような経験値がないと照明まで思いつかないのだと思います。
佐藤氏: 「そこはどういう照明になってますか?」
「こういう照明になってますよ」
「では、こうしましょう」とはいかないじゃないですか。
三 木: 昔はハンディータイプの照明がなかったので、大きい照明とドレープを持参して、そこだけ当てるしかなく、照明は暑いし大変でしたが、それに代わる簡単なものがなかったのですが、今はハンディータイプの人工太陽照明光を知らないっていうのがもったいないと思います。
店舗などの照明は、雰囲気づくりやスポットの当て方など、当てる角度によってのマネキンの見栄えなどは考えていると思いますが、お客様に色の説明をする際に必要な照明を確保するという発想がない。雰囲気で変わりますとか、似合いますとか言って買わせてしまうという感じだと思いますが、これからは照明環境も店舗づくりとかサービスの現場でもあった方が良いと思います。


◆◆◆ 後編はこちら ◆◆◆

日本色彩学会 平成28年度研究会大会(於:大阪電気通信大学)で、
佐藤社長の招待講演が開催されます!


11月26日(土) 13:30~15:00 招待講演「光と色彩の関係性」

<J-colorもワークショップに参加します>
「言葉と色を使ったイメージ表現 ~パステルアートで描く4シーズンのイメージ~」
11月26日(土) [1] 15:30~17:00
11月27日(日) [2] 10:30~12:00 [3] 13:30~15:00

※J-color会員の方には、賛助会員としての優待があります。詳細はこちら

研究会大会の詳細はこちら


セリック株式会社 
代表取締役社長 佐藤 郁夫 氏

昭和41年埼玉県越谷市生まれ(現在50歳)
日本大学理工学部卒業後、エンジニア(電気設計担当)として東京電力の系列会社勤務ののち、平成6年セリック入社。平成15年取締役営業技術部長、平成17年より現職。


 


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