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対 談 前 編

“生活環境へのこだわり”
三 木: 先日は、住宅展示場を拝見させていただいてありがとうございました。実際に見ると違いますよね。
ヤマダ・エスバイエルホームさんの建物が構造的にもこだわりがあるというのをショールームで拝見してその理由がよくわかりました。
松本氏: 多くの方は、実際に家を考える時ではないとなかなか展示場に行く事もないと思いますので、じっくり見ていただいて良かったです。
三 木: お話を聞いておもしろかったのが、普通、家のテイストを決める時は女性が主導権を持っているケースが多いと思いきや、ヤマダ・エスバイエルホームさんでは意外にも男性も多いという事。
松本氏: 直接ご契約に関わることは少ないですが、ご主人が主導というケースも多いと感じます。
三 木: ヤマダ・エスバイエルホームさんは、構造的な所も含めて、暮らしの質や住まい方、生活環境を大事にしている姿勢が感じられ、クロスなど目にする物のひとつひとつが素材感、質感にすごくこだわっているのがわかりました。そして、ヤマダ・エスバイエルホームさんの持っているイメージを体現している感じがしました。
松本氏: 色々なハウスメーカーがあって、構造も様々です。弊社のSXL構法は、木質接着パネルによる一体構法で、構造材にはこだわり、耐震性、耐久性などは、自信を持っておすすめしています。
三 木: 松本さんは、素材感を大事にしていらっしゃるんですね。今回のショールームでは、和紙のデコレーションやアートをわざわざ依頼されたのですよね。それは素材を大事にする木の家の具現化だと思いました。
松本氏: 素材もそうですし、『和モダン』がテーマだったので、デザイン、機能性においても、和紙がぴったりなんじゃないかなと。

三 木: 和紙なんだけれどそれを黒で。色も指定されたんですか?
松本氏: そうですね、色々考えているうちに、あまり色みを入れない方が和風を表現できると思って黒にしました。
三 木: そうだと思います。時々設計士の方と仕事をする機会があるのですが、カラーコーディーネーターが入るとやたら色を使われるんじゃないかと思っている人がいるんです。でもそうではなくて、カラーコーディネーションでは、まさに今回みたいに、素材を活かすための引き算の美学というか、カラーコントロールのさじ加減が大切なんですよね。しかも和モダンだから、モダンテイストなところの黒も入れながら、素材を活かされていて、見事だなと思いました。
インテリアコーディネーターでありながら、J-colorのライフケアカラーとパーソナルカラーの認定講師でもあるから色にも詳しい。すごいですよね。だからこそ、色をコントロールする、色の引き算、絞り込むなどの発想もあるんだなと実感しました。

松本氏: やはり、色の引き算は大事かなと思います。お客様が一番目立たせたいところを、目立たせるために、ここはちょっと抑えましょうとお話しする事があります。
三 木: 『木』の色も、そのままの素材色を活かして作られていますよね。素材とか質感を際立たせるなという感じがしました。『木』そのものにこだわっているヤマダ・エスバイエルホームさんならではの居心地の良さを感じました。インテリアコーディネーターであり、色にも詳しい松本さんだからこそ、仕事でこだわっていきたい事はありますか?
松本氏: お客様がいらっしゃった上での仕事なので、お客様の生活がベースにあって色を決めていくことになると思うんですね。その方の暮らし方とか、日常の習慣をお話ししていく中でどれだけ理解して、聞き出していくかによって、お勧めする物が変わってくると思うので、建物の形も活かしながら、お客様の好みも活かしつつ、こちらからイメージを作り上げていくようにしています。
三 木: 例えば、ライフスタイルを色に変換するというところで得意としている所などありますか?お客様の年齢層は、いかがですか?
松本氏: 年齢層は幅広いですが、30代が特に多いように感じます。
最近は、2世帯住居や3階建住居のご相談も多くいただくようになってきました。年配の方は落ち着いた色目を好まれる傾向にありますが、若い方は、たくさんの情報を取り入れているだけに混乱している場合もあるので、それをうまく整理してあげるのもコーディネーターの役割かなと思っております。
三 木: お客様の暮らしのテイストとか望んているところについては、セグメンテーション的な事はしてあげるんですか?
松本氏: 最近はお客様の方からこういうイメージでというお声も多いので、お聞きしながら和風がお好きなのかなとか、それともエレガントな柔らかい感じがお好きなのかなとか、読み取っていきます。ただ旦那様と奥様の好みが違う場合が多々ありますので、そこはうまく調整しながらですが、難しいところでもあります。
また、モダンが好きとおっしゃっても、こちらのいうエレガントのイメージをモダンと思っている方が結構いらっしゃるんですよね。お話をじっくり聞くことで、お客様の望んでいらっしゃるものが少しずつ見えてきます。
三 木: わかります。それに素材のカラーのサンプルとかビジュアルがないと言葉だけではわからないですよね。
松本氏: そうですね。ただこれは「モダンじゃない」と否定はできないので、施工例とかイメージ写真をお見せしたりして、お客様の思い描いているイメージをクリアにしていくようにしています。多くの場合、外観は旦那様に決定権、内観は奥様に決定権ということもあって、外観がモダンでも内観はエレガントというケースもあるんですよ。

三 木: インテリアコーディネーターとしては、外観と中身のイメージが全く異なるというのはありなんですか?
松本氏: 統一して欲しいなとは正直思うのですが、でも住まわれるのはお客様なので、そこはお客様のご意向を聞きながら、どこまで満足いただけるかなというところになります。
三 木: 実際に住み始めてみると、さらに色んなものが入り込んでくるから、せめて箱として完成する時には、ある程度の引き算をして統一感を持たせた方がいいですよね。
松本氏: 床の色を部屋ごとに変える方も最近結構多いんですよ。ただベースは1色にしておいた方が後々アレンジしやすいと思います。展示場は、色んなパターンを見せるために部屋ごとに変えるケースも、時にはありますが、そうすると色んなものに関連するので統一感というのが難しくなってきます。
三 木: インテリアエレメントは、床以外にも色々あるので、総合して考えなくてはいけないですよね。ライフケアカラーのテキストにもカラーコーディネーションを行う上で、ポイントとなるエレメントの特徴が書いてあります。
松本氏: ライフケアカラー、パーソナルカラーと両方勉強させていただいて、非常に役立ってるなと思います。自分で分かっているつもりでも改めて聞くとその通りだと思う事が多くて、ライフケアカラーは、生活の質を豊かにというのがベースにあると思うのですが、ご高齢の方が見やすい色使いというのも場合によっては取り入れる事も必要かなって思います。
三 木: 安心や安全、機能性の部分もあれば、イメージや心地よさなどの心理性の両方があって生活の質が上がってきます。松本さんのように建物としての色だけではなく、人に焦点を当てた色使いについてもわかっているというのは、最強ですよね。
設計士の方たちは建築という箱に意識がいき、使う人たちには意識がいきづらい事が多々あるんですよね。そこに「使う視点」だけでなく「心地よさ」や「イメージ」を入れ込むのは、我々としては必要だと思うんですよね。
松本氏: 照明もご提案する事があるのですが、人の好みもありますし感じ方の違いもあります。機能性も必要ですし、非常に難しい所ですが、でもやりがいのある部分なんですよね。
“より満足度を高めるためにプロからの提案”
三 木: 最近はLEDの事もあるし、使い方や気分によって照明光を変えられるような物がありますよね。最近のトレンドとか、プロからの注意点などありますか?
松本氏: 昔は、一室一灯の天井付けの照明が一般的でしたが、最近はダウンライトや間接照明とかスタンド類も使う方も非常に増えてきたんですね、LEDも最初は暗いといわれてましたが、だいぶ効率も良くなって、お客様も明かりに慣れてこられて提案しやすくなってますね。
三 木: 今の時代だからこそ出来る事もありますし、機能的な部分も素材として進化しているので、プロと相談して上手に取り入れられるといいですよね。
あと、クロスとか床材とかの素材でも、最近の傾向とかトピックスとかありますか?
松本氏: クロスの素材や色を変えてアクセントを一面につける方とかも多いですね。
三 木: フォ-カルポイントですね!
松本氏: 壁紙の質感もだいぶ上がってきていて、これって本当に壁紙なのっていうのも出てきています。
三 木: 天然100%が、はたして使いやすいか、メンテナンスが楽か、というとそうとは限らず、かえって天然100%じゃない方がメンテナンスしやすい場合があるから、プロに相談して新しい素材を教えてもらえるといいですよね。
松本氏: こだわりを作り込めば作り込むほど、いい物ができるんでしょうけど、費用も大切な要素と考えられる方も多いです。ただせっかく環境を変えるのであれば、ちょっとだけ遊んでみるのも今までと違う変化を楽しめていいかと。
三 木: 先程のフォ-カルポイントや壁の一面だけ色を変える、質感を変えるというのは、遊びの部分になるわけですよね。そうすることによって空間のイメージがガラッと変わりますよね。遊びを入れることによってテイストも自分好みに変えることができますね。最近、壁紙を自分でチェンジする人が増えましたが、プロとしてそればどう思われますか?
松本氏: 後々壁紙を変えていただく際、一部を変える場合は、周りとのバランスがこことあっているかな?というのが気になるところですね。弊社のリフォームの担当者から「ここにはどのクロスがいい?」と聞かれる時があるのですが、「これです」と安易に言えない所がありまして、「周りはどうですか?」「お持ちの家具はどうですか?」など聞いて、お答えしますね。ご自分で変えられる場合もお手持ちの家具やベースのクロスの色とのバランスに注意された方が良いのではないでしょうか。
三 木: そうですね、周りとのバランスですよね。
松本氏: 壁紙を一から提案する場合でも、サンプルのカーテンを持ってきて、実際にカーテンとのバランスを見ていただいて、このお色をもってくるとこんな感じになりますよ、とお話しする事もありますね。
三 木: 空間作りは色から質感から面積から、全体のバランスを整えるのは難しいですし、意外とエレメント多いですよね。

松本氏: たとえば、ブルーがいいとおっしゃっていただいて、色々ブルーを出しても「このブルーじゃないわ」となる場合があります。同じブルーでもその空間に合う合わないがあります。「こちらのブルーならこの空間にも合いますし、どうですか?」とプロとしての意見も伝えます。素材の質感でだいぶ色の出方が違いますし、普段お客様が苦手な色でもインテリアなら良いかもということもあります。
三 木: 素材感や見せ方によってですよね。
使ってみて、初めて意外と素敵ねって気づくこともありますよね。
松本氏: そうですね。特に柄の物など大きくなると印象も全然違ってきますから。
三 木: 面積効果の違いは、みんなわかっているけど、実際になるとできない方いますよね。
ところで、住宅メーカーは、どこまで家具を扱うんですか?
松本氏: 私どもでは、ご希望のお客様には、家具もご提案しますね。一緒にショールームまで行って選んだりして。
三 木: そこまでやられるんですね。
もちろん、今まで使っていたものをそのまま使いたいという要望もありますよね?
松本氏: もちろんありますね、今の家具に合わせて他の家具をお選びいただいたりします。
三 木: 範囲が広いですね。
松本氏: そうですね。照明とカーテンと家具、場合によっては、グリーンや絵などもご提案する事もあります。
三 木: インテリアにはグリーンも含まれますよね。
松本氏: 例えば、鉢1つとっても四角い鉢と丸い鉢では、イメージが変わってきますからね。
三 木: そういうところまでもご相談できるんですね。
インテリアコーディネーターは、多くの方が憧れている職業だと思うのですが、今、インテリアコーディネーターの勉強をされている方やこれから勉強する方に、プロとして勉強の仕方とかアドバイスできることはありますか?
松本氏: お客様とのコミュニケーションはもちろん大事な事ですが、新しい物に興味を持つ事も大切だと思います。お客様より一歩先を進んでいる事で、よりお客様のニーズに合った提案が出来るのではないかと思います。常に勉強する事は大切ですね。
三 木: 勉強といっても範囲が広いと思うのですが、松本さんはどの辺にいつもアンテナを貼っているんですか?
松本氏: 新しいお店とか、新しい施設ができると行って、新しい物や照明をみたりしますね。家具メーカーのセミナーもチェックして、新しく取り入れられた家具を確認する事もあります。
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株式会社ヤマダ・エスバイエル ホーム
横浜支店 インテリアコーディネーター
松本 優子 氏

現代の多様なライフスタイルに合わせて、顧客の住まいへのこだわりを形にしていくいくインテリアのスペシャリスト。顧客の夢の具現化の為に、営業・設計・インテリアコーディネーター・施工管理とチームとしてのネットワークを大切にすることををモットーとしている。
日本カラーコーディネーター協会(J-color) 
ライフケアカラー2級認定講師
パーソナルカラー2級認定講師
プラザ横浜第一展示場


 


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