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対 談 前 編
“生活の中に花を活かすフラワーファシリテーター”
三 木: この間は、認定講師の研修を行っていただいてありがとうございました。
認定講師という限定した対象に向けてでしたのでとても興味深いものでした。

今日は、色との関わりなども伺いながら、フラワーデザインの世界や、フラワーファシリテーターという位置づけとその御協会の目的というか目標みたいなものをお話しいただければと思います。
望月氏: 私どものフラワーライフスタイリスト協会は、立ち上げの時とはだいぶ目指す方向が変わってきてはいるんですけれども、最終的には、花にかかわる人材を世の中に多く育成していって、いろいろな側面で文化貢献できるというか、世の中に活かす、お花を通じて得た、習得した知識なりスキルというものを世の中に還元していく。
その発展形として、フラワーファシリテーター(以下、FF)というものが出来上がったわけなんです。当初はもう少し仕事人的なフラワーライフスタイリストという、まあ協会名なんですけれども、まさにそういう人材を当時は目指していたんですね。
三 木: お花にかかわる人材というのが、フラワーライフスタイリスト。
生活の中にお花を生かしていこうとする人がFFという分け方なんですね。
望月氏: そうですね、どちらかというと趣味というよりは職業として生かせる人材を作ろうとしたんですが、あまりにも風呂敷を大きく広げたために収集がつかなくなってしまって。
ちょっと軌道修正してもっとコアなところを目指しました。
日本が、超高齢化社会、社会福祉であるとか、企業もCSR活動という風潮がある中で、協会のほうも活動領域を一旦狭めて、高齢化社会に役立つようなお花の使い方ですとか活かし方に視点を向けました。
三 木: 活かし方っていう言葉大好きなんです。色の活かし方とか。
“園芸福祉として”
望月氏: 認知症にかかる比率が非常に高いといった中で、そういった方たちにもお花っていうものをもっともっと楽しんでいただきたいと考えました。
花に携わること、花に触れることが必ずしも認知症予防にならないかもしれないけれど、何かしらの成果、効果は生み出せるだろうという仮説のもとに園芸福祉の研究活動をスタートしています。
三 木: 誰にも認知症になる可能性がある中、お花や色と触れ合うことが予防の助けになるかもね、ということですよね。
望月氏: そうです。その中で出会ったのが、日本作業療法士協会の当時の副会長です。
その方が作業療法の領域の中に、人と植物の関わりみたいなところで本を出されていたんです。
作業療法っていうのは本来は体の機能を取りもどすためのリハビリという意味合いが強いんですが、その領域の中で人と植物が関わることでいろいろな効果を与えてくれるものなんだと。
その方との出会いによって、一気にFFという人材を作るという足掛かりができて、我々も実際に対象者のことをよく知らないとその先なかなか進めないよねということで、実際に高齢者施設にお花をもち込んでいろいろ検証を行いそれをベースにFF養成講座というプログラムを作って、そのプログラムにのっとって育成した人たちが今世の中で活躍されているということです。
まだまだ280人くらいの規模ですが。
三 木: お花に触れてもらう、関わりをもってもらうために、FFの方々がそのためにどれだけの心配り、気配りをしなければならないのかという、ふれあいを提供する側としての心遣い、気遣いの素晴らしさに、講師という立場の参加者はそこに一番感動していました。
望月氏: 私は、講師の仕事をしているので、人前で話す機会が多いのですが、講師経験を積む中で私の師匠から教わっていることは、相手の反応をちゃんと観察した上で、相手に合わせて内容をところどころ変更したりとか、いくつかの引き出しをもっている中で、そこに合った取捨選択しながら進んでいかないと結局やって終わりになっちゃうよという指導を受けているんですね。

先日の研修の時も皆さんの反応を確認しながら、ああ、今興味をもたれているなとか、もう少しこういう話をしてみようとかさせていただいたんです。
FFの目的って今までも結構話す機会はあるんですけれど、皆さん日々、人に教えたり、指導することをされている方たちなので、一段上の反応を頂けたという実感をもっています。
三 木: いやー、大尊敬な感じの反応でした。本当に、提供する側の準備、気配りってああいうものであると。おっしゃるように対象者をよく知った上で、その対象者に何をするのがいいのか想定しながら行うという、これは現場をやっている方だからこそ、その大切さがわかる。

私たちが色の使い方を伝える場合も、おっしゃる通りで、対象者に応じてできなければ意味がないし、その方に合わせて変化させなければいけないものです。決まり切った配色をそのまま言ってもあまり意味がないんですよね。
ですから望月先生がおっしゃっていることがすべて、「そうだよねー」と腑に落ちた有意義な研修でした。

お花のアレンジもとってもきれいで楽しかったし、あんなにきれいなままで、年末年始超えられるようなお花の品質の高さにも感動しました。でもやっぱり先生がおっしゃっている気遣いが、我々としてはそこが一番、尊敬と共感と、だったみたいですね。そういう意味で認定講師の研修として、お花に触れるというよりは、お花を通じてそれを伝える人の姿勢が一番勉強になったみたいです。
望月氏: ありがとうございます。


J−color 認定講師研修で講義中の望月氏

三 木: ほんとによかったなと思っています。
先生もお花を素晴らしいものと思っていらっしゃる、私たちも色は素晴らしいものと思っている、それを世の中のいろいろな方に合わせて伝えていくためのファシリテーターの役目っていうものを学ばせていただきました。
望月氏: FF養成講座を受講されて通っている方の中には、実はすでに、自分ではアレンジメントを作るスキルはあるし人にも教えたことがあるということで、高齢者施設に行ってる方もいらっしゃるんです。
その方たちがこの養成講座を受けて一番感動するのが、「相手を知る」ということ。そこに一回引き戻された自分がいるということを実感される。
最後に修了レポートを必ず書いていただくんですね。
そこにやはり、ここに通う前に行っていた経験をもたれている方というのは一様に口をそろえて、相手のことを考えずにやっていた自分に気が付いただとか、ただアレンジを20分なりの講習で作れればいいと思っていた自分を反省しているとか、そういうことが必ず書かれているんです。

私たちFFは、お花の力を借りて、高齢者の生きがいとか、忘れていた時間を取り戻していただくとか、そういったことを目的に高齢者施設にうかがっています。

例えば見本があります、まるい形のアレンジメントがあります、でもその通りに作らせるという強制は一切しません。
普通に高齢者施設でフラワーアクティビティとしてやっている他者さんを否定しているわけではないですけれど、やはり画一的なもので終わってしまうというのが圧倒的に多いんですね。「はい、よくできました」で終わってしまうケースが圧倒的に多いと思います。

実際に我々のアクティビティを受け入れた施設も、「前に来ていたお花屋さんには辞めてもらったけどこうじゃなかった。皆さんがやっていることっていうのは、高齢者が自分のやりたいように作ったものを、それを個々にちゃんと評価をして、こうしたらもっと素敵になるとか、そういうアドバイスをしている、そういうのは、はじめてみました。」という感想をいただいています。
私たちがFFにお願いしていたことはそういうことで、一方で、高齢者に対してちゃんと尊敬の念をもって接して下さいね、と。これは最初に教えることなんですけれどね。
三 木: それは大事ですよね。
望月氏: ついついやりがちなのが、認知症の高齢者に対して、赤ちゃん言葉で話しかけるとかです。そうではなくてやはり人生においては圧倒的に私達の先輩ですし、今高齢者施設に暮らしている世代の皆さんは、戦争も体験され、戦後の時代も体験されて、今は幸せに生活されている、そういう方たちに対する尊敬の念、そういう気持ちをもって接する。ホスピタリティーをまずはみんなに求めつつ、具体的には花のことを気を付けながらメソッドとしてこういうやり方、という段階でFFを育成していきます。
養成講座を修了するときに、ここから先はお年寄りの皆さんが先生だから、という話をするんです。
まさにその通りで、施設でいろいろなことを学んで帰ってくるんですよね。
こういうふうに言ってみたらこういう反応が返ってきてすごく喜ばれた、それは私も教えていなかったことなんですが、実地でいろんな人と接すれば接するほど、講座の中で教えているトーク事例以上のことが出てきています。
すごく、いい活動になっていると思います。

三 木: そうですね。
望月氏: ただ、まだ狭い世界なので・・・。
当初はお花のアレンジメントをやったことがある人が圧倒的に多かったですし、メインのターゲットとしていたところもフラワーアレンジメント教室の卒業生、修了生とか、そういう方が圧倒的に多かったんです。
その方たちにとっては受講の動機っていうのが、せっかく自分がアレンジメントを作れるようになった、そのスキルを社会に、違うことに活かしたい、あるいはアレンジメントを作れるようになってからお母さんに作ってあげたらとても喜んでもらえた、その経験をもっともっと得たい、ということでフラワーアレンジメントを知っている方たちが圧倒的に多かったんですけど、最近は違う領域の方たちが入ってらっしゃるんですよね。
例えば、高齢者施設で実際お仕事されている作業療法士さんだったり、福祉関係のお仕事をされている方とか。フラワーアレンジメントの経験が無い方には簡単な講習会をやっています。

フラワーアクティビティを提供している高齢者施設を運営する企業さんから、大きなご依頼があって、社員教育のプログラムにも入れていただいています。
各施設のホーム長さんを対象にした講習で、その方たちにもFFの資格を取っていただいています。

一般的な高齢者施設ではいろいろなアクティビティを提供されていますが、提携先の施 設さんではフラワーアクティビティプログラムをもっていることが他施設との差別化、優      位性にいながっているようです。
三 木: そうですね。アクティビティって手足とか身体的な作業療法だけじゃなくて、心の部分でもできるといいなっていうのが、まさにお花の世界ですよね。
お花だと全部できますものね。

望月氏: はい。その通りです。

 

◆◆◆ 後編はこちら ◆◆◆

 

~FLS協会よりお知らせ~
文中に登場した『フラワーファシリテーター養成講座』が
FLS協会認定校「フラワースクール Du(神奈川県藤沢市)」にて6/22開講予定!
お問合せに関しましては、直接「フラワースクール Du」宛にお願い致します。

・サイトURL:http://www.duflower.com
・E-mail:info@duflower.com

一般社団法人 フラワーライフスタイリスト協会(FLS協会)
特任講師統括マネージャー
望月 聡(Mochizuki  Satoshi)

大手生花店に入社後、ホテル店の現場勤務で培った装花スキルと系列のフラワースクールで習得した講師スキルを武器として社内では装花技術教育リーダーを務める。
その後、FLS協会設立当初からメンバーとして招集される。以降、社内外を問わずフローリスト育成に携わり講習会のプログラム作成から講師役までを務めるなど活躍中。
フラワーファシリテーターのプログラム構築でも研究段階から参加。養成講座のカリキュラム作成、その後の人材育成などの全般を担当している。

プロ、アマを問わず受講者からは、確かな理論と豊富な実践経験に基づいた課題抽出と課題解決のためのアドバイスは常に高い評価を得ている。

一般社団法人 フラワーライフスタイリスト協会(FLS協会)
 一般社団法人 フラワーライフスタイリスト協会は、人々の暮らしや人生の様々なシーンが安らぎと潤い、そして感動に満ちたものになるよう 花を通じた創造性豊かなライフスタイルを提唱し、生活文化の振興を図ってまいります。また、その活動支援を行なうことで広く社会に貢献してまいります。
ご興味のある方はこちらまで http://flsa.jp/index.html


 


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