一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

 
 

みんながわかりやすい色(CUD)実践ワークショップのご報告 ③

2021.1.21

こんにちは。J-color推進パートナーの正宗です。
CUD実践ワークショップの大阪会場に参加しての感想をお伝えいたします。

*正宗さんは、倉敷芸術科学大学 デザイン芸術学科
ファッションテキスタイル分野担当 特担准教授としてご活躍されています。

 

J-color CUD活用クラブメンバーとしての今後の活動
「CUDを学ぶ理由」

現在のグローバルな流れは、「SDGs 持続可能な」であり、すべての業界や企業は、17項目を活動の中で具体的にすべきことだと考えています。

現在の授業でも、地元の企業との産学協業での「SDGs12:つくる責任 つかう責任」と、大学の理念「芸術を科学する」を基軸に授業をしています。

今回のコロナの影響で、それが当たり前の事になり、かつリモート等も当たり前となりました。
「時代に合せた仕事」をキーワードにしていますので、今までのカラーの知識だけではなく、今後の社会を担う学生達に、「見た目の個性が違うように、見える世界(色の感じ方)は人それぞれの個性がある。」ことを伝え、配慮したデザインや配色が出来、授業の作品に活かし、各業界で活躍して欲しいと考えて参加しました。

 

「過去を振り返って」
私の友人は、「色弱」でした。
車の運転の際には、赤と緑の区別が難しいので、周りの動きに合わせて発進のタイミングを見計らっていることや、職業にも制約がある事も聞いたことがあります。

また、専門学校で教員をしていたころに色弱の学生の就職活動のサポートをした経験がありますが、それぞれの学生の個性を活かし、現在も企業で活躍しています。

「ガイドラインセミナー・実践ワークショップを終えて」今回の2つの講座に参加して、「色のシミュレータ」など色弱の違いが分かるツールの紹介や、具体的に学生達に分かりやすく理論を伝える為の話術や例題が分かりました。
また、ワークショップでは、沢山のシーンや今後の授業に活用出来る例題も学びました。

今後も、「SDGs 環境 社会・経済」に関わった活動の中の1つとして、「カラーの魅力」が分かると衣食住が充実する事を普及するとともに、授業を通じCUDの大切さを伝える事、「色弱:色の見え方の個性」は、ハンディキャップではないことを伝えて行きたいと考えています。

カラーを通じてコミュニケーション、「カラーの魅力は、無限大です!!!」

*「色のシミュレータ」については以下を参照ください。
http://asada.website/cvsimulator