倉敷芸術科学大学でCUDガイドラインブックを教材とした演習をしました
2021.8.6
J-color 事業推進パートナー
倉敷芸術科学大学 デザイン芸術学科 特担准教授
正宗 幸子 です。
2020年12月に
「みんながわかりやすい色(CUD)実践ワークショップ」
大阪会場に参加させていただきました。
倉敷芸術科学大学では、2年生まで、
アート・デザインの幅広い分野について学び、
3年生から専門分野の実習を履修します。
今回は、2年生の「デザイン演習Ⅱ」の授業の中で、
ワークショップでご紹介のあった「色のシュミレータ」(スマホアプリ)と
「ライフケアカラー みんながわかりやすい色」(CUDガイドラインブック)
を教材として使っての演習をしました。
「見た目の個性が違うように、見える世界(色の見え方)は、
人それぞれに個性がある。」ことを知識として学び、
実際の演習での経験は、今後のデザイン活動に活かしていけそうです。
学生からのコメント
「ユニバーサルデザイン・カラーユニバーサルデザインは、
聞いたことはあったけど、色覚の理論が分かって具体的な方法が分かった。
今後のデザインに活かしたいと思った。」
「ユニバーサルデザインは、よく耳にしており、
公共の場でもよく見かける。カラーユニバーサルデザインは、
誰もが同じ色を見ているのではなく色覚は人によって違うと知った。
デザインを考える上であらゆる人の事を知る必要があると思い、
デザイナーの仕事は容易ではないと感じた。」
「95%の人が一般色覚者だとしても、
残りの5%の人が普通のポスターや標識を見たら困惑するだろう。
そうした中で、カラーユニバーサルデザインの重要さが改めて分かった。」
「ユニバーサルデザインに関連した言葉の意味を
改めて学べるきっかけがあって良かった。
実際にカラーチップ使って、デザインや文字に
当てはまるかを考えるのは難しかったが、
普段日常の中でよく見かける色の工夫が分かった。」
「全ての人に対応した色の組み合わせを見つける事は、
難しかったです。本当に良いデザインとは、
こういう細かいところまで気を配る事だろうと思った。」