一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

 
 

「みんながわかりやすい色(CUD)実践ワークショップ」に参加しました

2022.1.14

明るくまじめで元気良し認定講師の藤田倫美  です。

昨年12月に「みんながわかりやすい色(CUD)実践ワークショップ」に参加し、
「色の見え方の多様性」を実際に体験し、伊賀先生にお話を伺いました。

私が一番ハッとした伊賀先生の言葉は、
「どこでも色が便利に使われているが、届いていない人がいる」
ということです。

体験ワークでは見え方の多様性に触れる場面では、
様々な色のカラーカードをシュミレーションツールで見たところ、
まったく違う色に見えていた2つの色がほぼ同じ色に見えました。
まさに、誰かが見分けやすい色の組み合わせが、
他の誰かには見分けづらい色の組み合わせになっている可能性もあり得る場面。

普段の自分の見え方で、ある程度自由にごみの種類によって
色を選ぶワークも行いました
燃えるゴミにはこの色、燃えないゴミにはこの色という具合に
選んでいくと、人によって選ぶ色は様々
また、選んだ色の理由を聞いてみると興味深く、
それぞれの理由や目的があってのことと思いました。
みんな違う考えがあっていいですね。

参加者それぞれがカラーを通じて意見を言い合い、
コミュニケーションが取れる瞬間でした。

その中で参加された方の色分けを見て
「こっちの赤を選ぶとどうですか?こっちの色にしたら他の色との区別はどうでしょう?」
と伊賀先生に問いかけられる場面もありました。

シュミレーションツールを通して再確認すると
赤を選ぶにしてもほんの少し色みの違う赤を選ぶことで
今よりも多くの人に区別がつき、見やすくなるのだと実感しました。

人の色の見え方には多様性があり、
区別しづらい色の組み合わせが生まれつきある人もいれば、
後天性の人もいます。加齢により色の見え方の変化もあります。

ワークショップに参加し、伊賀先生の面白トークとともに
和気あいあいと色に触れて誰もが色を楽しみ、
わかりやすく活用できることを考える貴重な時間となりました。

写真 右:藤田倫美さん 左:高橋名都紀さん
このワークショップを受講して、J-color CUDクラブ活用メンバーとなりました!

※撮影時のみマスクを外していただきました