一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

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コラム「年賀状からみるお正月らしい色」

2022.1.17

こんにちは。ピーコックブルーです。

2022年も半月が過ぎました。
今年は2年ぶりに帰省先や旅先で
新年を迎えたという方も多かったかも
しれませんね。

コロナウィルスは変異株の心配が
広がってきてはいますが、また
社会に大きなストップがかかって
しまわないことを祈るのみです。

さて、お正月といえば
いただいた年賀状を見るのも
楽しみのひとつではないでしょうか。

私はほぼ毎年年が明けてから
書いているような気がしますが(汗
年に一度のご挨拶の機会だからこそ、
SNSでの年賀メッセージとあわせて
年賀ハガキも頑張って大切にして
いきたいなぁと思っています。

そこで今回は年賀状からみる「色」
について、ちょっとまとめてみました。

新年やお正月のイメージとして
多く使われる色が「赤」・「白」・「金」

いただいた年賀状では
紅白の「赤と白」、華やかな「赤と金」、
「赤と黄色」などがよく使われ、
「赤と黒」の組み合わせに金の
アクセントというモダンなものも
ありました。

赤は私たち日本人にとっては縁起もの
に使われる「ハレ」の色。
厄災から身を護る色としても信じられ、
力強さを感じ、気持ちを前向きにして
くれます。

白は汚れのない神聖なイメージ、
新たな始まりという場面にもふさわしい色。

金はその輝きから、豊かさや高級感
をイメージする色。

そして今年はトラ年ということもあり
元気をもらえる「黄色」もたくさん
使われていました。

「黄色」は気持ちを明るく、朗らかに、
元気にしてくれるコミュニケーションカラー。

全体が明るく優しい黄色で包まれた
ハガキなどは見るだけで明るい気持ち
になり、閉塞感のあるコロナ禍に
ぴったりだと改めて実感。

また初春というイメージから
幸せな気持ちにさせてくれる、優しく
淡い「ピンク」系も多くみられた色でした。

もちろん、これらの色以外もデザインに
よって様々でしたが、例えば
赤にほぼ補色の緑を少しあしらうと
互いの色を引き立ててくれますし、
カラフルに多色にしたい場合は
トーンを揃えると全体にまとまります。

私自身は、毎年なるべく彩り豊かに
見た目が楽しく、それでいて新年らしさ
を感じるデザインのものを選ぶように
しています

ちなみに今年はこんな年賀状を選びました

コメントに入れたように、人との出会いや
お出かけが気兼ねなくできる日を心待ち
に、元気でいたいですね

今年も「色のいろいろ」ブログ
どうぞよろしくお願いいたします