コラム「黒に染めて新たに生まれ変わる服」
2022.2.14
こんにちは。ピーコックブルーです。
今では言葉として一度は耳にし、
私たちに定着しつつある
SDGs(エスディージーズ)。
これは「Sustainable Development Goals」
(持続可能な開発目標)の略で
2015年9月に国連で採択。
貧困や紛争、気候変動による自然災害、
感染症といった人類が直面している課題
を整理し、2030年までに世界が達成
すべき17の大きな目標とそれらを達成
するための具体的な169のターゲットで
構成されています。
この17の目標を記した一覧もとても
カラフルですよね。
そこで今回は
私たちの身近なところにあるSDGsな
取り組みについて、ひとつご紹介します
京都にある「京都紋付」という会社。
ここでは、着られなくなった大切な服を
黒に染めてもう一度着ませんか
と、「黒染」によるリウェアという選択肢
を提案してくれています。
大切な服を、ちょっとの汚れや色落ちで、
そのまま捨ててしまうのは、とても
もったいないこと。
「黒に染めれば、服は生まれ変われる」
100年以上「黒染だけ」を追求してきた
「京都紋付」という会社だからこそできる
よりサスティナブルな取り組みです。
黒をより一層黒くする深黒加工という
独自の染色技法による、他の追随を
許さない“究極の黒”を実現しています。
黒は色の中で一番、暗い色。
すべての波長を吸収する色。
闇、死、恐怖などネガティブなイメージ
もありますが、フォーマルシーンには
欠かせない色です。
重厚感、威厳、強さとともに、
洗練された気品や高級感も醸し出す
無くてはならない色。
大切な洋服に新たな魅力をプラスして
生まれ変わらせてくれる
究極の「黒染め」は
どこにもない逸品になりますね