ブログ「CUD入門 みんながわかりやすい色」を受講して
2022.2.18
こんにちは。タイ在住、J-color認定講師の章村依里です。
みんながわかりやすい色とはどんな色だろうか
自分と同じ物を見ていても、全く違う色を見ているということは大きな疑問です。
いや、ずーっと色はみんな同じ見え方だと思っていたのですが、
それは大きな間違いだったのですね。
今回のオンラインセミナーは、メガネ型フィルターを使っての疑似体験もあり
色の見え方にはそれぞれ多様性があるということを知ることができました。
なるほど全く違いますね。
フィルター越しに見た色は、想像すらしていなかった色でした。
なんだかワクワク楽しい講座ですが、
オンラインでこのようにリアルタイムに受講でき、
体感もできるなんて大感激です
しかも海外在住の私が受講できるようにとJ-colorのスタッフの方が
教材を航空便で届けてくださったのです。本当に有難い限りです。
講座は、丹治先生の色彩学を基にした見やすい色の説明から始まり、
CUDの進め方や色使いのポイント等たくさんの事例を挙げて頂き、
とても分かりやすい内容でした。
色だけではなく形や大きさ、情報の伝わりやすさ、色の名前を用いた方法など、
多くの改善例がとても興味深かったです
日本は色を通じて、人や物に優しい環境だと思います。
私の住んでいるタイと比較してしまいまいますが、
まだまだカラーユニバーサルデザインという概念が
浸透していないかなと感じることがあります。
先日もう少しで段を踏み外して転倒する寸前でした。
デザイン的にはかっこよく素敵ですが、段鼻が判りにくく
ツルツルしていて、夕方や雨の暗い時にはとても危険ですよね
トイレは、男女の色分けも無く、ピクトグラムのデザインも様々なので、
いつもトイレ探しパニックになります。変な汗を流しながら必死ですよ
男性用は青、女性用は赤という色分け表示は日本だけでしょうか
タイでは同じ色で使われている方が多いです。
それにしてもユニークなデザインで面白いですね。
標識には文字が添えられているのですが、タイ語これは読めません。
標識の色と図柄から判断するしかなく、瞬時の判別ができずに焦ります。
それでも私の住んでいるエリアは外国人居住地区なので、
英語表記も添えられている標識がいくつかあり意味が理解できます。
逆に言えば、日本に住んでいる外国人が、
標識に書かれている日本語が読めない場合は、
かなり苦労されているんだろうなぁと思ってしまいます。
この国で見る色は日本とは大きく違い、とにかく鮮やか、ド派手でエネルギッシュ。
色の洪水の中での生活ですが、見ていると気持ちが明るく楽しくなります。
タイの人々も同じように明るくてパワフルです。
色を通してのコミュニケーションはいろいろ。
タイでも「みんながわかりやすい色」を広く伝えることを、
今後の課題にしていきたいと思っています