コラム「手すりの色選びのヒント」
2022.6.13
こんにちは。ピーコックブルーです。
暦の上での梅雨入りを「入梅」
(にゅうばい)と言いますが、今年は
6月11日 だそう。
梅の実が黄色く色づき、梅雨に入る
頃を示します。
沖縄や奄美地方の5月の梅雨入り
に続き、関東甲信が九州南部より
も早く梅雨入りしましたが、各地
いよいよ梅雨の期間を迎えます
梅の実が熟す頃の雨だから「梅雨」。
お洗濯には困るものの
雨の楽しみ方もうまく見つけて…と
思います。
さて私事で恐縮ですが、先日私の母
が住む家に手すりを取り付けること
になり、介護用品の会社の方と業者
の方に来てもらう機会がありました。
と、こんな時は「色の知識」がお役に
立ちますということで、今回は
バリアフリー対応など自宅につける機会
のある『手すり』について少し。
まず手すりを取り付ける場所に
合わせた手すりの形状や色を選ぶ
ことになりますが
色選びのポイントとしては
同系色にする
同系色にすることで
色のまとまり、統一感がうまれます。
例えば、玄関まわりや廊下など
家族以外の方も利用する空間では
親しみやすく、落ち着きのあるイメージ
が求められますので、手すりも
床、壁、天井と統一感をもたせます。
色の明度(明るさ)の差や
トーンで調整
明度やトーンで周囲の色との差をつけて
バランスをとります。
例えば明るめブラウン系の壁なら
手すりを分かりやすく、やや暗めの
ブラウンに、ベージュ系の壁なら、
手すりはナチュラルブラウンになど。
階段も、壁、床の色と合わせながら
明るさを調整します。
この「明度差」は、手すりに限らず
視認性を高く、よりわかりやすくする
ひとつの大きなポイントになります
只、機能性が求められる
トイレやバスルーム
は
統一感をもたせるか、または手すりを
よりわかりやすくするかによって
明度差とともに、床、壁、天井と
ややコントラストをつける場合も
あります。
例えば病院内の手すりの場合は
色とトーンで適度なコントラストを
つけて、手すりを瞬時に認識しやすく
されていたりします。
高齢者が利用者の中心となる施設も
同様に、表示や手すりには
より安全性、快適性の配慮が求められ
ますよね。
使う人、目的に合わせた色選び。
参考にしてみてください。