一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

 
 

コラム「 “いい人”ってどんな色のイメージ?」

2023.12.12

こんにちは。ピーコックブルーです。

今年も残すところ、あとわずか。
「師走」の名のごとく何かと慌ただしく
忙しい日々になりますが、12月には
1年の最後の月という意味から
「極月(ごくげつ、ごくづき)」、
「限りの月(かぎりのつき)」、
古い年を除くという意味で
「除月(じょげつ)」といった異称があります。

また春への期待を込めた
「梅初月(うめはつづき)」や
「春待月(はるまちづき)」というのも。

年末年始のTo Do リストいっぱいの12月
も「春待月」と思えば、一瞬でもほんわか
した気持ちになれそうですね。

さて、先日まで東京・池袋PARCOで開催
されていた「いい人すぎるよ美術館」
話題を集めていて、このあと全国でも巡回
開催される予定です。
(名古屋・福岡・広島・札幌・松本)
巡回スケジュール・会場(Parco Art)

大阪での開催はない?みたいなのが残念
ですが、このイベントは
日常に潜む“いい人たち”
私たちの記憶の中の“いい人”にスポット
を当てて美術作品として展示したものです。

手がけているのは
クリエイティブディレクター・明円卓
(ミョウエン スグル)さんを中心とした
チーム“entaku”。

例えば「電話なのにお辞儀してる人」、
「集合写真で中腰の人」など…
何だか気持ちがほっこり、優しくなれる
瞬間だったり、シチュエーションが
たくさんちりばめられているようです。

色でいうと
「善」は白、「悪」は黒のイメージ。

では、“いい人”ってどんな色のイメージ
かなぁ?って考えてみると…
あなたなら、どんな色が浮かびますか

明るい色は柔らかさを感じさせ、
薄く、淡い色あいは優しさ、
明るく少しグレーがかったくすみ
カラーなどは落ち着いたイメージ。

“いい人”から何となく連想されるのは
“おだやか、優しい、素直、素朴、自然体”
といったワードでしょうか。

「真っ白」というイメージではなく、
トーンでいえば
薄く、淡い p(ペール)トーン、
明るくグレーがかった
ltg(ライトグレイッシュ)トーンの色あい
の感じかなぁと。

でも私がイメージするのは単色では
なく、こんな感じ…。



改めて“いい人”を色で表現するって
難しいですね。

ここに登場してくる “いい人”はみんな
さりげなくて、自然体で
決して “いい人”を演じている人ではない
ですよね。
だからこそ、多くの人に共感や気づきを
与え、人気なのだと思います

自分自身はどうだろう?って思いながら
ぜひ観に行ってみたいイベントです。

月に1度の「色のいろいろ」コラム
今年もお読みいただき、ありがとう
ございました
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。