一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

 
 

国分寺市立光公民館様でカラーセミナーをしました!

2024.5.1

みなさま、こんにちは。J-color検定認定講師の河原京子です。

春が待ち遠しくまだまだ冷たい風が吹く2月29日
4年に一度うるう年の日に、
シニア向けのカラーセミナーが開催されました。

会場は国分寺市の光公民館 です。
とても申し込みが多く残念ながら参加できない方もいらしたそうです。

今回のテーマは「今から使える色選びのコツ」
シニアの皆様の多くはパーソナルカラー診断はご存じだったものの
診断の機会がなく、お似合いになる色が気になっていた方が多かったです。

今やパーソナルカラーは本当に幅広い年代に認知されていますね。
バブル期を経験されていらっしゃる世代がこれからシニアに向かわれ、
大変お洒落に関心を持っていらっしゃるので
これからのシニア層のパーソナルカラー診断の需要も
ますます増えてくると思います

参加された方はオシャレが大好きという雰囲気で
素敵に装ってこられて、セミナー受講も真剣そのもの
私自身もみなさんをもっともっと素敵にしてさし上げる
アドバイスをしたいと力が入りました。

さて今回参加されたニーズをお聞きしたところ

昔に似合っていた色が肌のくすみで似合わなくなった気がする。
長年、購入し続けた服がたくさんあり枚数だけが増えているが、
着たい服がなくどんどん買い続けてしまう。
似合わない色を知り断捨離したい。

などがありました。どれもみなさんが抱える代表的な悩みや要望です。
パーソナルカラーは自分の好みではなく、自分の持つ肌・瞳・髪などの
色素と調和するグループで一生変わることはありません。

ただ年齢とともにくすみやしみ、エイジングのサインは増えていくのは事実です。
似合う色は変わらないのですが若い頃は肌トラブルがありませんから
少し幅広く色を使って行けますが、年齢を重ねてからは
自分の持つ色素と調和するグループでしっかり合わせていくことが
若返りの秘訣になります

ではどのように自分の持つ色素を見つけていくのでしょうか。
色素チェックとはセルフチェックシートの設問に従って肌・瞳・髪の色をチェック、
また日焼けしやすいか、第一印象はどんなイメージかを分析していく作業です。

持参していただいた手鏡を見ながら、同じテーブルの参加者と比較しながら
分析していきます。自己分析が難しい方には、
講師もアドバイスをしながら周りの方との比較を説明しセルフチェックを進めました。
「私の瞳は明るい方なんですね」
「日本人はみんな黄色い肌だと思っていましたがピンク肌があるのですね」
などの比較しないと分からない自分の特徴を知って驚きの反応がありました。

セルフチェックの前には
パーソナルカラーの色分け、最近ではみなさまよくご存知の通称ブルベ、イエベや
4シーズンにどんな色の特長があるグループがあるのか、
色素とのつながりを説明しましたので、みなさんは色素チェックをして
どのグループに入るかをさっと見極めていました。

また2名の違うタイプの方にモデルとしてドレーピングさせていただき、
見え方の違いを見ていただきました。
明るい色素を持った方でも肌が黄みを帯びているとスプリングの傾向があり、
青みがあるすっきりとした印象であればサマーの傾向があるといった感じです。
ドレーピングを見て、みなさん驚きの表情です。

色の威力はこんなにもすごいものなのかと。
ドレープを変えていくと、「あ、違う、暗くなる!」や「くすみが取れた」などの声がもれ、
みなさんが一体となり参加してくださるのが嬉しかったです

自分の傾向が分析できたところで、
だけでなくおしゃれアイテムにも活用できることを伝えました。

スカーフ、マフラー、帽子、メガネや杖など。
まず小物から似合う色を取り入れていくのもテクニックの一つです。
またグレイヘアーもシニアの方の関心事の一つです。
どのタイプはグレイヘアにどんな色を加えたらもっと素敵になるかもお話ししました。

盛りだくさんのセミナーになりましたが、
シニア(成熟した大人)であるからこそお洒落と身だしなみは大切になってきます。
このセミナーでは普段ではメイクアップする時にしか向き合うことのない鏡と
色素チェックをする際に向き合い、参加者と交流しながら比較をして
自分の色素の特徴を知流ことができたと思います。

色素にリンクさせるとこんなに見え方が変わり、
印象が良くなることをお伝えでき有意義な2時間になりました

シニアのみなさまの日々の服装選びのポイントがつかめ、
色を通じて生活そのものの質が上がり
毎日を楽しめるお手伝いとなれたとしたら嬉しいです