一般社団法人 日本カラーコーディネーター協会[J-color]

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

 
 

カラーユニバーサルデザイン(C U D)エデュケーションセミナー「色覚多様性と働き方とデザイン」ご報告

2026.2.26

J-colorの桑野です。
先日、今年度最後のエデュケーションセミナー🖥️が開催されました。
今回は、株式会社博報堂プロダクツ様より
クリエイティブディレクターでありデザイナーの
お二人に講師としてご登壇いただきました。

お二人が所属するM Dビジネス事業本部では、
インクルーシブデザインやサスビナリティを重視し、
環境や多様性に配慮した体験、商品を創り出しています。
今回は、色覚の多様性に対応したデザインを考えていく上で、
どの様に色を検討しカタチにしていくのか、
お二人が手掛けられた作品や商品の事例に沿って
そのプロセスや苦労話をお話してくださいました。

色覚特性と一般色覚を持つ人が、共にどのように仕事を進められているのか❓
内田さんは色覚特性👀をもち、橋本さんは一般色覚👀
色覚の特性は、ともするとマイナスに捉えられることも多いかもしれません。
私たちJ-colorは、色覚の多様性をまず多くの人に理解をしてもらうこと、
そして自らがみんながわかりやすい色を考え、
自分達が安心して過ごせる快適な色彩環境を整えていくことを
広げたいと考えています。

お二人の職場のチームのお話を伺っていると、そう言った色彩環境を確立し、
色覚特性、一般色覚の人が、自然にお互いを尊重しながら
仕事の成果につなげていっている様子がわかります。

 
お二人のかけ合いが楽しい!橋本さんと内田さん

 
手がけられたプロダクトができるまでそのプロセスをお二人がわかりやすく!


色覚多様性をテーマにした写真作品「光と感覚」(リンク)
何色に見えてもいい、光がそれぞれの感覚を色で紡ぎ出す世界

そういった環境はどのように作られてきたのか?をうかがったら
大事なのは「伝えること🗣️」
いただいたこの言葉はとても印象的です。
クリエイトする、モノをつくる上で「人」を
とても大事にしているからこその言葉だなと感じます。

自分の色の見え方に特性があること、どの様に見えているか、
感じているか、最初はお互いピンとこなくても
伝え合うことで、共通の目標に向かってそれが最後にひとつになる。
それも楽しさや新しさ、ワクワク感、全体のクオリティアップにつながって。

デザイナーである内田さんは、チーム内はもちろん、
クライアントにもそれを「伝える🗣️」そう。
そうすることで、見え方の違いを理解してもらい、
クライアントも多様性に対応した、
より良いものにするためにデザインの提案を受け入れてくれることもあるそうです。

とはいえ、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったそうです。

カラーユニバーサルデザイン(C U D)の認知や普及には、
このようにお互いの見え方をフラットに言い合える関係性や環境は、
とても大事であることを実感させていただいた時間でした。
そして、その様な色の見え方に関する環境づくりに
我々の活動がほんの少しでも一助になれるとうれしいです😊

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受講された方から熱い!たくさんの感想をいただきました❗️(抜粋)
全部ご紹介出来ずにすみません🙇‍♀️

🟢知ること、想像すること、対話の大事さに気づくことができました。
学校現場での個々の対応に活かしたい。ありかとうございました。

🟢内田さん、橋本さんのお話が聞けて本当に良かったです。
色覚特性を持つ内田さんの働き方や、周囲の理解を得るために
具体的に説明を重ねてきたということ、
それから繰り返しになりますが、周囲の方々の協力がありすばらしいです 。
私はもの作りもするのでそちらにも活用していこうと思います。

🟢「色が伝わる折り紙」が商品化されることを願っております。
見え方に配慮した商品やデザインが当事者の方にも
知られるようになるといいなぁと思いました。

🟢今後の商品製作などの際に色名・番号・数値の記載、
濃淡や明暗等について考えるきっかけになりました。

🟢橋本さん、内田さんの丁寧でわかりやすいお話の仕方と
お二人の掛け合いがとても心地よく、デザイン現場の貴重なお話に引き込まれました。
万博トロフィーもとても素敵でした!
日本ならではの感性やコンセプトが世界に広がっていることを嬉しく感じました。
また、インクルーシブデザインが多くの人に周知されることの重要性も
改めて考えさせられる大変ありがたい機会でした。

🟢今回のセミナーを通じて、色覚特性を持つ方の視点を商品開発に活かすことで、
商品のクオリティ向上につながることを強く実感しました。
また、一般色覚者と色覚特性を持つ方がどの様に意見を交わしながら
作業を進めていくのか、その具体的なやり取りを知ることが出来、大変参考になりました。
さらに、色覚多様性とアートを組み合わせた写真作品は、
「こうした視点があるのか」と新たな発見を与えてくれる、印象深いものでした。
CUDの理解と普及には、一般色覚者と色覚特性を持つ方の双方が
協力し合うことが大切だと改めて感じました。

🟢多様性の取り入れかたも生活の一部になっていて
自然な事なんだとおもいました。 いろんな話がきけて貴重な時間でした。

🟢クリエイティブティレクターとして第一線を走られているお二人のお話は、
プロダクト(物作り)を通して、一緒に働いている方にもそれを使う方にも
配慮や思いやりなど暖かさや優しさを感じました。
そして万博のトロフィーデザインなど貴重な内容も教えてくださり
「一つ一つ対話して進めている。」という言葉が響きました。
色覚特性だからこその気づきを強みとして活かしてお仕事と向き合われて素晴らしいと感じました。
本当にこの度は貴重なお話しを聞かせていただきありがとうございました。

株式会社 博報堂プロダクツ 様


内田さん、橋本さん ありがとうございました!